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​永代経懇志について

永代経(えいたいきょう)とは、懇志をおさめることによって、永代にわたって寺院で読経がなされることです。永代経をあげるということは、「み教えがますます広まり、永年にわたってこのお寺を存続させたい」という心を表明するということです。

なぜ永代経をあげるのか

私が元気なうちは自分でお参りして、亡き方を偲ぶことができるけれども、私が亡きあとも誰か手を合わせる人がいてほしい。また、後世の方々にも阿弥陀さまのみ教えに出遇うための機会を持ってほしい。そのためにお寺の存続を願う

永代経を、亡くなられた方を偲ぶためのもの、と思われている方もおられるかもしれませんが、それだけでは少し説明が足りません。

 

もちろん親しい方とのお別れを機に、永代経をあげる方が多いのは事実ですが、永代経の本意は、以下のような思いであげるものです。

 

 

 

ですので、「亡くなられた方のために永代経をあげる」ではなく、「亡くなられた方を縁として、その方の導きによって永代経をあげる……」という考え方をなさると良いでしょう。あなたが亡き人を思う気持ちが、多くの方の仏縁を結ぶのです。

​気をつけていただきたいこと

気をつけていただきたいのは、「永代経をおさめたから、以後はご法事をしなくても良い」ということではない点です。

 

もちろんご事情によって今後のご法事が難しくなる場合に、永代経をあげる方もおられますが、基本的に、ご法事やお寺とのお付き合いは可能な範囲で続けていただくのが望ましいかと思います。

永代経法要とは

覚永寺では、毎年4月に永代経法要を厳修し、これまでの歴史のなかで永代経をあげてお寺を護ってくださったたくさんの方々のお心に寄り添うとともに、阿弥陀さまのみ教えをお聞かせいただく大切な機会としています。

 

永代経法要には、覚永寺の他の法要と同様、どなたさまもご自由にお参りいただけます。ぜひお気軽にお参りくださいませ。

​永代経をおさめるタイミング

とくに決まったタイミングや最適なタイミングといったものはありません。ただ、四十九日や一周忌、三回忌などの節目に永代経をあげられる方が多い傾向にあります。

​永代経で寄せられた懇志の例

​準備中…

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