お墓のこと・納骨のこと
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お墓って必要ですか?
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お墓は、今を生きる人の「よすが」
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覚永寺納骨堂のご案内
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納骨堂の様子と手続きの流れ
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浜田千畳墓苑について
お墓って必要ですか?
「お墓って本当に必要ですか?」とお思いの方もおられるかもしれません。もしかしたら「私の骨は広い海に散骨してほしい!」なんて方も。それに対して、私たちお寺の人間は特に否定も推奨もいたしません。しかし、長いあいだ「お墓」という文化が続いてきた背景にあるものを考えてみてから、それぞれのご決断をしていただけたらと思っています。
お墓は、今を生きる人の「よすが」
お墓という全くポータブルではないものが、今の時代にそぐわないのは当然です。(もちろん、移住先のお寺の納骨堂に預けたりするなど、ライフスタイルの変化に対応する方法はありますが)
しかし、めまぐるしく変化する時代だからこそ「必ずそこにあるもの」に気持ちを寄せたくなるのも人間ではないでしょうか。お墓は亡くなった方を偲ぶご縁となるものであると同時に、お墓の前で手を合わせる「今、生きている私」のためのものです。日々の習慣として、両彼岸やお盆などの区切りとして、あるいは人生に少し疲れてしまったときに、お墓を訪れて手を合わせる……そのことに多少なりとも安らぎを感じる方もおられるのです。
お墓がなくても心のなかで手を合わせればいいじゃないか、と思われる方もおられるかもしれません。間違った考え方ではないです。けれど、不完全な存在である私たちにとってそれは難しい場合が多いのです。「手を合わせるための場所」があってはじめて、私たちは手を合わせ、やがてそこに心が注がれていく。言葉を覚えはじめた幼児のころは意味もわからず大人のマネをして「いただきます」と手を合わせていた姿に、やがて本当の感謝の気持ちが注がれていくように。
今は「意味がない」と思っていても、いつかあなたの助けになってくれるかもしれない。それがお墓であり、お寺であり、仏教ではないかと思うのです。
とはいえ、昔ながらの石のお墓を管理し続けるのは難しい状況にある方もおられるでしょう。その場合には、納骨堂を利用したり、京都の大谷本廟に分骨したりするという方法もございますので、お気軽にご相談くださいませ。
覚永寺納骨堂のご案内
覚永寺敷地内の納骨堂には、二通りの納骨方法がございます。まずは、地上の納骨堂。そして地下合同納骨所です。どちらがより良いといったことはございませんので、ご都合の良い方をお選びいただければと思います。
なお、納骨堂へのお納骨をご検討の方は、こちらの「覚永寺納骨所使用・管理規定」を必ずご確認くださいませ。ご不明な点は、管理委員会(覚永寺)までお気軽にお問い合わせください。
覚永寺納骨所管理委員会
〒697-0005
島根県浜田市上府町イ261
TEL0855-28-1078